2019年6月25日              

ネオ・ダルトン(株)

 社長 足立 公 様

日本色覚差別撤廃の会

会長  荒  伸 直

 

 

貴社製品「機能性色覚レンズ」に関する再照会

                      

 本件につきましては本年2月27日付けで、メガネスーパー社と併せて貴殿に6項目の照会をお送りしたところです。その後メガネスーパー社からは逐次、回答が届けられていますが、貴社からは遺憾ながら現在に至るまで何ら応答がありません。

 そこで、当初の6項目のうち貴社に説明責任が帰属すると思われる4項目について、下記のとおり照会をさせていただきます。

 7月10日(水)までに必着にて、書面にてご回答の返信をよろしくお願いいたします。

 

 

1 貴社のホームページでは、機能性色覚レンズの12種類により“色覚「異常」の人の98.2%に有効”と謳われていますが、その科学的根拠をご教示ください。

 

2 当該レンズの生みの親とされている陳氏における、「発明」に至る科学的な調査・開発の方法、プロセスは具体的にどのようなものだったのか、明確にご教示ください。

 

3 眼科的色覚検査とは無関係のもので、当事者の多くは相対的に「赤が弱く緑の感度が強すぎる」ので、当該レンズは緑や青を感じる刺激をカットする(透過率を弱める)と謳っていますが、緑の感度が弱い人(眼科的には2型色覚。この方がむしろ多数派)に対するこのレンズの有効性はどう論証できるのでしょうか?明確にご回答ください。

 

4 2月15日の面談時に、適切を欠くとして見直しを要請しました、貴社のホームページの記載項目については、いつ頃を目途に補修されるのか、その対象箇所とあわせて明確にご回答ください。

 

 (回答送付先)〒211-0004 川崎市中原区新丸子東3-1120-12

かわさき市民活動センター気付