ＢＰＯ放送倫理・番組向上機構様

　１１月２９日（金）１９時前の日本テレビ「ニュースエブリィ」内の「色覚補正メガネ」の報道について

　「色の見えない」少年（＝いわゆる「全色盲」）が校長の掛けている「色覚補正メガネ」を貸してもらい、掛けてみたところ見え方が一変し？、涙を流したという内容の「ニュース」。それが感動・同情を呼び起こし、当該メガネ代をはるかに超える浄財が集まったという美談で締めくくられていたようです。「ロイタービデオ」の転載だとしても、元は兄弟のツイッターであり、放映にあたって真贋、ファクトをどのように、どの程度確認したのでしょうか？　そんな魔法のようなメガネが科学的にはありえないと思われますが、エビデンスをどうチェックしたのかきわめて疑問であり、公共放送のあり方としてはなはだ問題が多いと思われます。早急に番組の問題点を検証され、的確な処置をとられるよう要請します。

　なお、放送局へは過日すでに同趣旨の抗議を伝えましたが、無しのつぶてだったことを申し添えます。

　また、日本テレビに関しては２年前も同様な映像を流しており、その時もＢＰＯに申し立てを行っています。

日本色覚差別撤廃の会　　

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